リーダーが目指す姿とは一体なんでしょうか?
内向的な人でもリーダーになれるのでしょうか?
そんな疑問を解決し、これからのリーダー像を教えてくれる本の紹介とともに書評&感想をお伝えします。
キーワードは「ビジョン共有型リーダー」です。
こんな方におすすめ
- 組織のリーダーを務めている方
- 将来リーダーになる方
- リーダーシップとは何か疑問に思っている方
- 内向的な性格の方
- 成長したいすべてのビジネスパーソン
Contents
【最高のリーダーは何もしない】内向的な人こそ目指すリーダー像とは?
理想的なリーダーのスタイルは変化している
理想のリーダーとは?と問われたら、大胆で、豪快で、カリスマ性があって、
常にポジティブで、ガツガツ物事を進めていく、そんなイメージをお持ちではないでしょうか。
僕もこの本を読むまではこの考えしかありませんでしたが、この本は現在求められているリーダーのスタイルは大きく変化していると主張しています。
変化している理由も詳しく説明されています。
これまでのリーダーシップのスタイルではビジネスのスピードについていけない
今はあらゆる媒体で、ものすごいスピードで情報がやり取りされている時代です。
新型コロナの影響でオンライン化が加速し、Zoomなどのオンラインミーティング、スラックスなどのチャットツール・Boxなどのファイル共有システムなどが一気に普及しました。
そのような状況下では、トップダウン型の組織では都度リーダー(組織の上の人間)が決断を下し、組織の下まで指示を伝えるようでは時間がかかり対応できません。
今後はさらに速くなっていくことが予想されますよね。
ではどうすればいいのでしょうか?
部下が勝手に動くような組織を作ることが重要
リーダーの仕事は、ビジョンをつくり、ビジョンを語り、その実現のために誰よりも考え、行動し続け、そして必ずビジョンを成し遂げること
引用元:藤沢久美(2016年)『最高のリーダーは何もしない』ダイヤモンド社(214ページ)
これまでのリーダー像では今後の目指すべき姿としてはよくないことは前述しましたが、ではどのようなリーダー像を目指すべきでしょうか?
リーダーが指示を出さなくても部下が勝手に動くような組織を作ることです。
現在における理想のリーダー像は、組織全員がビジョン・目標を共有し、それに対して指示がなくても個人が行動できるような組織を作れる人です。
結果として、本のタイトルの通り、リーダーが何もしていないように見えるのです。
時間はかかりますし、忍耐も必要だと思いますが、最終的にはこれほど良い組織は無いと感じさせられました。
優秀なリーダーの素質とは心配性・繊細さ・内向的・マメさ
意外かと思うかもしれませんが、このような一見リーダーに向いていなさそうな性格の方こそ、リーダーに向いています。
心当たりがある方いらっしゃるのではないでしょうか?
発想の転換が必要ですね。
超一流のトップリーダーは繊細さと大胆さを併せ持つ
大企業を作るような超一流のトップリーダーは大胆さも併せ持っています。
どうしても大胆さの方が目立ちやすいため、ガツガツしたイメージが定着しやすいのだと思います。
ソフトバンクの孫さんも大胆さや豪快さのイメージが先行していますが、
新しいビジネスを始める際には徹底的に調査したりするそうです。
まとめ
「自分にもリーダーとして頑張れるかもしれない!」と思ってくれた方が1人でもいらっしゃれば大変嬉しく思います。
「どうせ私なんかリーダーになれない・向いてない」なんて思っている方こそ、この本を読んでいただきたいと思います。
僕もこの本のタイトルを見た時は全く理解できませんでしたが、読み進めるうちにこれまでの「リーダー像」を破壊されました。
僕自信、学生時代はリーダーを務める機会があり、日々悩んでいたことを今でも覚えています。
そんな中でこの本を読む機会があり、「リーダー」に対する考え方に大きな変化をもたらし、内向的な性格だと自分でも思っていたため、非常に勉強になりました。
ビジネスやスポーツの他にも組織に属している方、リーダーを務めている方、それから内向的な方は是非読んで頂ければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は以上となります。ではまた。