どーも、すぐるです。
みなさんは「サラリーマンの給料の正体」を知っていますか?
結論ファーストでいきましょう。
それは、「明日も同じ仕事をするための必要経費」です。
企業の給与体系には、成果報酬型と年功序列型の大きく2つがあります。
日本の大半の企業は、後者となります。
今回は年功序列型給与体系においての給料が上がらない理由と、
働くにあたり根本的に見直すべき点を紹介したいと思います。
キーワードは「資本主義社会の仕組み」「ラットレース」「自己内利益」です。
こんな方におすすめ
- サラリーマン
- 給料アップしたい方
- 働き方を見直したい方
- 給料の本質を知りたい方
この本のポイント
労働者で有る限り豊かにはなれない
世の中には、基本となる「ルール」があります。
スポーツにも、ゲームにもルールがあります。
このルールの上で活動しているわけです。ルールを破ることはできません。
私たちは、社会のルールの上で生活しています。
そして、資本主義のルールの上で働いています。
金持ち父さん貧乏父さんでも紹介されていますが、お金の稼ぎ方には大きく4つあります。
労働者、自営業、経営者、投資家です。
(この本の著者も金持ち貧乏父さんを読んで考え方が大きく変わったと述べていますので、
こちらもぜひ読んでみて下さい)
資本主義経済の中で豊かになれるのは、経営者と投資家です。
労働者でいる限り、ラットレースに巻き込まれて、労力を搾取され続けるということです。
まずはルールを知りましょう。
そして、自分の置かれている立場を認識しましょう。
サラリーマンの給料の正体
冒頭でも述べましたが、サラリーマンの給与は、
「労働力の価値=明日も同じ仕事をするために必要なものの価値の合計」です。
会社にとっては、明日もまた同じように会社に来て(最近ならテレワークでも可ですね)
同じように働いてもらって、また次の日にちゃんと働いてくれれば良いわけです。
一人の営業マンの売り上げが10倍になったとしても、
生活に必要な費用は10倍にはなりませんよね。
お酒が増えたり、ご褒美として趣味に使ったりする程度ですよね。
その分のお金が出る程度なのです。
どのような働き方を選択するべきか
「自己内利益を増やすこと」で満足度は高まります。
自己内利益の方程式
=年収・昇進から得られる満足感ー必要経費(肉体的・時間的労力や精神的苦痛)
年収・昇進から得られる満足感という自分の「売り上げ」を上げることだけでなく、
肉体的・精神的負担、苦痛などの「原価」を下げることも重要になります。
さらにこのは一般的な労働者の基準から算出するため、
平均より負担や苦痛が少ないと感じるようなら、さらに原価は下がるという考え方ができます。
変化の遅い業界を選ぶべき!?
この理由は、一度積み上げた知識・経験を資産として長く使えるからです。
テクノロジーを扱う業界は、華やかな印象がありますが、
5年もすれば新しい技術に取り変わっていることが当たり前です。
僕もIT業界で働いていますがそのように実感しています。
常に新しい知識・スキルを習得しないといけないという点では、「原価」が高いのです。
一方で、鉄鋼、繊維、出版、建築、水産業のような変化の少ない業界では、
一度習得した知識を長い期間において資産として活用できるため、原価は下がっていきます。
反対に積み上がった知識・経験は大きな資産となるわけです。
ただ、この本はすぐに転職や独立しろ!と主張しているわけではありません。
自分に合っている働き方ができるように根本的に見直すべきだと主張しています。
こちらもぜひ。自分の市場価値の測り方が紹介されています。
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【転職の思考法】転職を考えていない人も読むべき1冊とは?
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まとめ・感想
働き方というのは正解がないと思います。本人が良ければそれで良い、
満足できていないのであれば、何かを変える行動が必要だと思います。
様々な働き方に関する本がありますが、自分自身のより良い働き方を見つけるためにも
まずは膨大な情報を入手し、選択肢を広げることが大切ではないでしょうか。
これから働き方が大きく変化していくと思いますが、
この本を読むことで考え方が広がると思いますので、ぜひ読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は以上となります。
では、また。すぐる