どーも、すぐるです。
今回はビジネス書「NEW ELITE」についての解説・書評をします。
ウィズコロナの時代の中で、加速する二極化とは? これからどんな人材が活躍するのか? について解説されている1冊です。
すべてのビジネスパーソンにおすすめです。
こんな方におすすめ
- コロナ禍で仕事に影響を受けている方
- 転職を考えている方
- これから新しい環境に身を置く方
- オンラインでの仕事に抵抗を持っている方
- これからどのような能力が求められるか学びたい方
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NEW ELITE の内容・要約
3つの二極化が加速する
ウィズコロナの中で、①ビジネスの二極化 ②働き方の二極化 ③人材の二極化が加速します。
その中でも、自分自身が生き残るためにはどうしたらいいのか、会社をとりまく業界はどのように変化をしていくのかを常に考え、予測しながら行動する必要があります。
どのような人材がもとめられるようになるのか?
そのためにどうしたらいいのか?
どのようなポイントを抑えた上で行動したらいいのか?
上記のような項目を考えさせられます。
①ビジネスの二極化
まず1つ目はビジネスの二極化です。
2020年からの新型コロナウイルスがもたらす「進化圧」は、各業界のビジネス形態に大きく影響を与えました。
飲食業・旅行観光業・娯楽業などは大きなダメージを受けた一方で、
GAFAを代表するようなテクノロジーを活用したり提供する企業は追い風となりました。
テクノロジーの活用に積極的に投資をしたり、実は不要なもの(大きすぎる都心のオフィスなど)を手放すという経営判断も重要になってきます。
最近、いろいろなところで言われるようになりましたが、本当のDXは「業界の外」から起こるということも覚えておきたいものです。
これから伸びる業界・会社と、衰退する業界・会社を見極められるようになりましょう。
「DX」といえばこちらの本がおすすめですのでぜひ読んでみてください。
②働き方の二極化
2つ目は働き方の二極化です。
コロナの影響を機に、テレワークができるかどうかは大きな働き方の違いとなっています。
僕自身もテレワークでの仕事が増え、通勤時間や満員電車のストレスなど多くのストレスから解放されたと感じています。
そしてさらに、チャット、オンライン会議、ファイル共有などさまざまツールを使いこなせるかというスキルによる差が出ます。
ただし、なんでもかんでもツールを導入すればいいというわけではありません。
「見える化」を狙った業務を監視するツールは、「やっているフリ」を助長し生産性の低下に繋がりかねません。
働いた時間ではなく、アウトプットを基準に成果を判断する文化にしたいものですね。
また、作業環境を整えることも重要です。
テレワークの環境であれば、仕事が十分にできるデスク、長時間座っても疲れにくい椅子、十分な回線速度のあるWi-Fi、パソコンの画面を拡張できるモニターの準備は必須です。
オンライン会議がたくさんある人であれば、背景に気を配ったり、照明器具を準備する必要もあるでしょう。
これからは、より究極に無駄を省き、生産性を高めることが求められます。
本当に大切な業務に専念できる環境を構築した人が活躍すると言えるでしょう。
在宅ワーカーはこちらの記事もご覧ください。
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③人材の二極化
3つ目は人材の二極化です。
キーワードは「当事者意識」「個人」「手を動かす」です。
当事者意識を持たなければ、本当にこのミーティングは必要なのか?根本的な問題は何なのか?といった疑問を持つことはできません。
そして、「イノベーションを起こすのは常に個人」です。
1人で行動できる時間が確保できるようになったからこそ、とても速いスピードで新しいものを創る人が必ず現れます。
さらに、新しいアイディアが浮かんだらすぐに手を動かし、まずはプロトタイプとして形にしてみることが大切です。
他人と違う行動をとることを恐れず、当事者意識をもって仕事をすることで、新しい価値を生み出せるのではないでしょうか。
決められた仕事だけをする人材より、新しい価値を生み出せる人材の方が価値があるのは明らかです。
そのような人材がどんどん出てきて活躍することになるでしょう。
NEW ELITEの感想・評価
本屋でも非常に目立つキラキラした表紙ですが、中身はとても現実的な内容でした。
これまで紹介した3つの二極化は、今後さらに差が開くことになるので、絶対に「上の極」に身を置いておきたいものです。
そのためには、業界がどのように変化するかを見極め、そのために必要なスキルを淡々と身につけられるよう日々勉強することが大切ではないでしょうか。
正しいものを見極める力と実行する力、読解力と論理的思考力も身につけ高めたいと感じています。
まとめ
内容は難しすぎず、理解しやすく解説されているので幅広い方にオススメです。
転職を考えている方、コロナの影響を受けている方は一度読んでみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
今回は以上となります。
ではまた、すぐる。